ドラえもんをメインで合意形成(ごういけいせい)を考えてみた

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とある会話の流れの中で「合意形成の目的は何ですか?」と質問されて、その場しのぎで適当にごまかしたけど、よくよく考えたら「合意形成??ってなんだ?」と心の中でモヤモヤが残っていたので、家に帰りコソコソと合意形成について調べてみました!
ざっくり解説すると、他人との話し合いの中で、相手に意見を一方的に押し付けたりしないで、他の人の意見もちゃんと聞いて、思考の角度・視点を変えても本質は変えずに、意見を一致させることです。次の機会では、合意形成の目的について、自信をもってきちんと応えられるよう記事にまとめました。ワタシと同じ経験のある方は是非この記事を参考にしてください!役に立たなったらゴメンナサイ。

合意形成とは?

合意形成(ごういけいせい)

合意形成のことを英語でconsensus building(コンセンサス・ビルディング)という。なるほど。
合意形成とは【stakeholder】その企業に関わる利害関係者。株主、顧客、取引先、消費者、地域住民も含めることもある ステークホルダー の多様な価値を【けんざいか】潜んでいたことがはっきりと表面にあらわれる、または形としてあらわすこと 顕在化 させ、関係者たちの隠れている価値を引き出しだして議論をするのが理想的だけど、意見が食い違っているときに、互いの意見を納得のいく形で意見を一致させることをいう。また、意見を一致させるまでの【process】 手順、方法、過程、処理、進行、経過などの意味を持つ プロセス も重要で、さまざま意見を取り入れながら、合意形成を行うことで、より納得感が得られる。単純に合意形成のことを「コンセンサス」ともいう。また、国民の合意、国民全体のまとまった意見を「ナショナル・コンセンサス」という。
わかりやすい例だと、消費税が10%に引き上げられたときは「財政の健全化や社会保障制度の維持・拡充のための財源確保を目的としており、政府や与野党などの幅広い政治勢力による合意が形成されました。」という「ナショナル・コンセンサス」的な説明がありましたが、これは国民的な合意形成ではなくて、勝手に政治家たちの合意形成で物事が進行したので「ナショナル・コンセンサス」とは言えないのでは??と、ワタシの勝手な考えです。そもそも国民全体の合意形成なんて無理ですよね〜。

まあ、ざっくりと合意形成とは、こんな感じです。

合意形成には、なにが必要なのか?

心理的な納得が必要

合意形成における「心理的な納得」は、参加者が意見や決定に対して納得感を持つことを指します。

例えば、新しいプロジェクトが設立して、新いチームに参加することになったときに、そのプロジェクトの実施方法、スケジュール感についての意見が対立し、参加者が納得感を持てない場合には、お互いがお互いを尊重し合い、コミュニケーションをとることで、お互いの理解を深め合うことができます。また、時には妥協することでお互いの心にゆとりが生まれ、結果的に心理的な納得が得られるので意見が合意に達することが期待できます。確かに、心理的な納得がないまま合意しても、あとで、じわじわとストレスがたまり、不満が大爆発っ!ということになりかねないです。。。

論理的な納得が必要

合意形成における「論理的な納得」は、参加者が意見や決定の論理的な根拠に基づいて納得することを指します。

議論のテーマの根拠となる、数字や情報が曖昧では、「論理的な納得」は参加者からは得られません。なので、根拠となるデータと事実の提示することで、議論が建設的に行われ合意へのプロセスが効果的になります。また、具体的な数値や成功事例を示すことで、参加者が論理的に納得でき、円滑に意見が合意に達することが期待できます。という感じで合意形成には「心理的な納得」と「論理的な納得」の両方があれば尚良いですね。

合意形成をする目的はなに?

1. 方向性の確定

プロジェクトの目標や方向性について合意形成することで、参加者全員が同じ方向を向いて進むことができます。統一されたビジョンや目標を持つことで、プロジェクトの進行がスムーズに行われます。さらに成果物の達成に向けた一体感が生まれ活発な活動が期待されます。

2. 責任と役割の明確化

合意形成により、各参加者の責任と役割が明確になります。誰が何を担当するのか、どのような役割を果たすのかについての共通理解を持つことで、プロジェクトの効率性と責任の所在が明確になります。

3. リソースの効果的な活用

合意形成は、プロジェクトに必要な【resource】人材、予算、ヒト、モノ、カネ、情報、時間などの意味を持つ リソース の効果的な活用を促進(そくしん)します。参加者が合意した方針や優先順位に基づいてリソースを割り当てることで、プロジェクトの進行に必要なリソースの最適な利用が可能になります。

4. コミュニケーションと協力の促進

合意形成は、プロジェクト参加者間のコミュニケーションと協力を促進します。意見や情報の共有、意思疎通の円滑化、チームの一体感の醸成(じょうせい)など、プロジェクトメンバー間のコラボレーションがスムーズに進む環境を作り出します。

5. 変更やリスクの管理

合意形成は、プロジェクトにおける変更やリスクの管理にも役立ちます。参加者が合意した基準や手順に基づいて変更やリスクを評価し、適切な対応策を取ることができます。これにより、プロジェクトの進行における安定性と迅速な対応が可能になります。

以上、5つのような目的を達成するために、プロジェクトでの合意形成は重要です。それにより、参加者の理解と協力、効果的なリソース管理、円滑なコミュニケーション、リスク管理の向上などが期待できますね。

合意形成に達した結果の成功事例

企業内の新製品開発における合意形成

プロジェクトチームのメンバーが新製品の開発手法や機能について合意形成を行いました!その結果、チーム全体が協力し、予定よりも早い期日で優れた新製品を開発・リリースすることができました。」
この例は、企業内でのコミュニケーショがうまくとれていて、よくある成功事例だと思います。

政府の法律改革における合意形成

議会や利害関係者が法律改革について意見を交換し、妥協点を見出し、具体的な法律改正案に合意しました!その結果、法律改正が円滑に進み、社会的な問題の解決や経済発展に寄与することができました。」
少し小難しい内容ですが、社会を良くするために様々なところで意見交換をするべきですね。

地域社会のインフラ整備における合意形成

地域住民や自治体がインフラ整備に関する計画や予算配分について合意形成を達成しました!その結果、地域住民に必要なインフラの整備が行われ、地域の生活環境や経済活動が改善しました。」
うん。これも良いことですね。国民の大切な税金を、このような形で有意義に使われていれば、誰も文句を言うことはないでしょう。

世界規模の環境保護における合意形成

国際的な協議において、複数の国が環境保護に関する目標や規制に合意しました!その結果、環境保護への取り組みが強化され、自然環境の保全や気候変動対策が進展しました。」
全世界の各国々が、きちんと環境保護の約束事を守れば、地球へのダメージが少なくなるのでしょうが、平気で約束を破る国も実在します。それが許されていること事体どうかと思いますが。。。

学校の教育改革における合意形成

学校教育に関わる【stakeholder】その企業に関わる利害関係者。株主、顧客、取引先、消費者、地域住民も含めることもある ステークホルダー (教師、保護者、学生)が意見交換を行い、教育改革についての合意形成を達成しました!その結果、教育現場の教育質が向上して、生徒のモチベーションも上がり、生徒の学習成果や教師への満足度が向上しました。」

これこそ、【ウイン・ウイン】「自分も勝ち、相手も勝つ」という意味。双方にメリットがあり、円満な関係を築ける状態のこと Win-Win の関係ですね!教育の現場ではさまざまな問題はありますが、1つ1つ解決していけば、子供の良い未来につながるのだと信じております。

ドラえもんをメインで合意形成を考えてみた

主役はドラえもん。ドラえもんをメインで考える

おまたせしました。タイトルにもある「ドラえもんと合意形成(ごういけいせい)の関係を考えてみた」を解説します。
ドラえもんは、のび太や仲間たちと共にさまざまな冒険や問題解決に取り組みますよね(特に映画の場合)。
例えば、のび太たちが何かしようとするとき、それぞれが自分のアイデアや意見を持っています。しかし、それぞれが個別に行動するとうまくいかないこともあります。ここで、想像してください。ドラえもんが登場して、のび太を含む仲間たちの間で合意形成を促し(うながし)ます。ドラえもんは、のび太や仲間たちの意見を聞き、それぞれのアイデアや要望を調整しながら、最適な解決策を見つけ出す役割を果たします。
トゥットゥトゥ〜 そうです!最強のアイテム、四次元ポケットの登場です!
ドラえもんは、論理的思考や柔軟性を持ちながら、夏休みに集まった仲間たちの意見を上手に取り入れます。そしてドラえもんは、のび太や仲間たちの心理的な納得や理解を促進(そくしん)するために、説明や示唆(しさ)を行います。(たま〜に、あせって、パニクってぐちゃぐちゃ〜ってなりますが。。。ロボットなのに人間っぽいところが笑えますネ) ドラえもんの存在や指導により、のび太たちは共通の目標や解決策に向かって協力し、チームとしての一体感を持つことができます。さらにドラえもんの特殊能力によって、個々の意見や要望が統合され、最終的な合意が形成されるのです。 このように、ドラえもんは合意形成の【process】 手順、方法、過程、処理、進行、経過などの意味を持つ プロセス において、夏休みに参加した仲間たち(特に映画の場合)をサポートし、調整役としての役割を果たしています。またドラえもんの存在は、のび太たちの冒険や問題解決を円滑(えんかつ)に進めるうえで重要な要素となっていたのです。いよっ!すごいね!ドラえもん。さすがです。

まとめ

以上、合意形成(ごういけいせい)について、まとめてみました。英語で改めて consensus building「コンセンサス・ビルディング」を調べてみたら、また新しい発見ができました。「consensus = 一致した意見」「building = 設立・確立」という意味があり「一致した意見の確立」とも解釈できるので、要するに議論において、向かうべきゴールが合意形成を目指していない限り、議論する意味がなくなる。というワタシなりの解釈で歩に落ちました。
時間をかけて色々と調べてみましたが、ああ、なるほど!と気づきの方が多かったのですが、いかがでしょうか?
これで、次の機会に「合意形成の目的は何ですか?」と質問されても、うまいこと応えることができそうです!ここまで、読んでくれてありがとうございました!

  • 合意形成のことを英語で「コンセンサス」または「コンセンサス・ビルディング」という。
  • 国民の合意、国民全体のまとまった意見を「ナショナル・コンセンサス」という。
  • 筆者が思うことは「ナショナル・コンセンサス」を反映するのは現実的には難しい。
  • 合意形成には「心理的な納得」と「論理的な納得」が明確にあれば尚良い。
  • 合意形成をする目的を意識することが最も重要である。
  • 合意形成に達した結果の成功事例をたくさん真似してみよう。
  • ドラえもんは合意形成のプロセスにおいて重要な役割を持っていた。